決算手続

企業が決算書を作成するまでの手続きのこと。決算予備手続、決算本手続、決算報告書の作成という3つに段階に分けることができる。決算予備手続では、会計帳簿を元に試算表や卸棚表を作成する。決算本手続では、卸棚表によって決算整理を行う。決算整理とは帳簿記録に修正を加えたり、損益を整理したり、減価償却費を計上したり、決算書の作成に必要な整理を行うことをいう。その上で、利益・損失を損益勘定に、純損益を資本勘定に、資産・負債・資本を残高勘定に振り替える。決算書の作成では、損益勘定に基づいて損益計算書を、残高勘定によって賃借対照表をそれぞれ作成する。